根本耳鼻咽喉科クリニック


 

  住まいとアレルギー

ダニ、カビが主な原因となっているアレルギー性鼻炎の事を「通年性アレルギー性鼻炎」といいます。子供さんに多いタイプです。ダニというとピンとこないかもしれませんが、家の中のほこり(ハウスダスト)の中に生息する、きわめて小さなコナヒョウダニやヤケヒョウダニというダニが原因となります。しかもダニそのものがアレルゲン(アレルギーの原因)となるのではなく、さらに小さなダニの死骸や排泄物が原因となるのです。家の中でダニが住むとこはどこでしょうか?主にダニの住むところはカーペットやソファー、畳、布団や枕などの寝具です。ぬいぐるみなども好むところです。ダニのえさはハウスダストです。ハウスダストはその名の通り家のほこりの事ですが、病気をおこす主成分は人間やペットの皮膚の剥離片で、これにカビが加わります。人間も含めて動物が住んでいる環境では、どうしてもハウスダストが出てしまうのはやむを得ません。また、一年中出やすいアレルギーではありますが、特に北海道では、お部屋が締め切りになるストーブを使う時期などに出やすくなってきます。

☆  ダニを減らす方法

1.  掃除のしやすい住まいを作る

アレルギーの治療ならびに予防の最大の方法は、原因となリうる物質、すなわちアレルゲンの除去なのです。住まいの環境を整えることと密接な関係がありますので、お掃除しやすい住まい作りが肝心です。新築あるいはリフォームのチャンスがあれば、極力カーペットと畳は排除しましょう。フローリングやクッションフロアやタイルなどが理想的です。吸引したアレルゲンを空気中にまき散らさないという点でセントラルクリーナーもおすすめです。

2.  布団のクリーニング

布団の中には、たくさんのダニが潜んでいます。押入れの中でふざけていて急にくしゃみが出たり、喘息の発作が出たりしたことはありませんか?布団を干した時には掃除機で充分に布団を吸引しましょう。この時肝心なのは掃除機を屋外に持っていく事です。アレルゲンは大変小さいのでごみパックをすり抜けて部屋にばら撒かれる事があるためです。最近市販されているダニを侵入させない、メッシュの細かい布を使った防ダニ布団も効果があります

3. 換気を良くする

カビもダニの好物ですし、これ自体アレルゲンとなりえます。したがってカビの発生しにくい家にすることもアレルギー対策の重要な方策となります。カビを出さない方法とは、すなわち結露を防止する事であると言って良いと思います。結露防止の最良の方法は換気を良くすることです。押入れや、タンスの裏側など空気が淀みやすい所では、結露が発生しやすいため気をつけなければなりません。マンションなどは水蒸気水蒸気いですし、最近の木造住宅も機密性が向上していますから、換気の問題は大変重要です。出来れば24時間強制換気が出来る家を作る事が望ましいですね。

4. ペットは避ける

犬や猫の上皮(ふけ)自体にも強い抗原性がありますし、またペットがいるとどうしてもダニの好む環境が増えてしまいます。アレルギー疾患のある患者さんのいる家庭では極力避けたほうが無難でしょう。

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